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ステップ バイ ステップ >金箔の扱いが容易になる金箔の新しい使い方【金箔シート作り】

金箔の扱いが容易になる
金箔の新しい使い方
【金箔シート作り】

作品・撮影・編集・原稿/tomsun M(STOMO_japan)


この方法により
金箔を細かく切り抜いたり、
違う箔同士をつなげたり、
複雑な箔模様が出来るようになります。
この画像の右下の写真は、
金と銅の箔を繋ぎ合わせ、それを切り抜き、
布に貼り付けた物です。


扱いにくい箔から
柔らかくて破れない箔シートへ作り替える。
金箔シートを作ることで、
金箔の扱いが容易になります。
簡単に金箔同士の繋ぎ合わせ。
簡単に金箔のカットワーク。
簡単に金箔をパンチャーで切り抜き。
簡単に複雑な金箔模様を作る。
いろいろな形の金箔装飾が可能になります。
【金箔シートの作り方】
金箔シートへ作り替える、
金箔シートの作り方を紹介します。

準備するもの:
□シリコーンマット薄手(このマットが重要)→チラシはコチラ
□箔(今回は金箔ゴールドリーフを使用)→チラシはコチラ
□グルーフィルム(金箔サイズにカットを)→チラシはコチラ
  ※グルーガンで作るグルーシートでも代用可能
グルーシートの作り方は、
【柔らかいフェイク螺細の作り方】のステップ1参照
□クッキングシート(表面がツルツルのもの)
□アイロン

《使用前注意》
アイロンを使うので、
テーブルは、平らで熱に強い場所で作業をしてください。

ステップ1
材料を重ねる


1-1
机の上にシリコーンマットを敷く。


1-2
シリコーンマットの上に、金箔をのせる。
金箔と一緒についている薄い紙を使い、
その薄い紙から滑らせるようにして、
金箔がシワにならないよう注意しながら、
シリコーンマットの中央にのせる。


1-3
金箔の上にグルーフィルムをのせる。
グルーフィルムをゆっくりのせると、
静電気で金箔がクシャクシャにひっついてきます。
グルーフィルムはサッとためらわずにのせる。
グルーフィルムをのせた後は、めくらないこと。
のせたグルーフィルムをめくると
金箔がめくれて破れます。

ステップ2
間にある空気を抜く。


2-1
グルーフィルムの下の金箔は、
大きい空気(シワ)があるので、
その空気を押し出します。




2-2
グルーフィルムがズレないように中心を指で押さえ、
もう片方の手の指で
グルーフィルムの中心から外に向かって(放射状に動かす)
優しく押さえつつ空気を押し出す。


2-3
全面の空気を抜くと、大きいシワは無くなり、
細かなシワが少し残る感じになります。
画像のような状態になります。

ステップ3
熱で圧着させる。


3-1
2-3の状態の上にクッキングシートをかぶせる。


3-2
クッキングシートが動かないように手で固定して、
アイロンをかける。
アイロンの熱でグルーフィルムが溶けることで
金箔とグルーフィルムが接着されます。
接着した部分は、少し色が濃く見えるので、
それを目安に、アイロンがけをします。
【アイロンのかけすぎに注意】
アイロンをかけすぎると金箔が破れます。


3-3
熱を冷ます。
アルミバンなどで押さえて
熱を冷まさせてもいいのかも。

これで金箔シートが出来ました。




4-1
熱が冷めたら、クッキングシートをめくると、
クッキングシート側にグルーフィルムと金箔が
くっついた状態になります。
クッキングシートから出来上がった金箔シートを剥がす。

金箔が柔らかくて破れないシート状になりました。

これで金箔を細かく切り抜いたり、
違う箔同士をつなげたり、
簡単に金箔のカットワークができ、
複雑な金箔模様を作ることができますね。


この金箔シートを布に貼り付ける方法が
少し特殊なので、
また後日、ご紹介します。

金箔シートの多種多様な使い方があります。
それも、また後日ご紹介します。

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