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クラッキング技法に
さらに風化したアンティーク感
ヴィンテージ感を出す

作品素材提供/Zi
作品・撮影・編集・原稿/tomsun M(STOMO_japan)


塗装をクラックルさせて、さらに塗装剥がれ加工を施し、
アンティーク剤(ステイン剤)でアンティーキングさせています。
手順は非常に簡単です。

【準備するもの】
■素材:木板(今回は、運搬用木製コンテナパレットを解体した木材横幅45cmを使用)
■下塗りアクリル絵具(割れ目の色。今回は、ランプブラック260-0067使用)
アクリル絵具(ランプブラック260-0067)のチラシ画像→コチラ
■ペイント道具(用意する筆はなるべく大きめの平筆。今回は3/4インチ)
■ドライヤー(どの行程にも、使用可能)
■クラックル剤(今回はフォークアートクラックルメディウム201-0694使用)
クラックル剤のチラシ画像→コチラ
■上塗りアクリル絵具(割れる色。下塗り色の対照的な色。今回は260-0045使用)
■セロハンテープ・粘着テープ(塗装剥がれ加工に使用)
■水性アンティーク剤・ステイン剤(アンティーキング・汚し加工に使用)
アンティーク剤・ステイン剤のチラシ画像→コチラ
■ケミカルスポンジ(アンティーキング・汚し加工に使用)
ケミカルスポンジのチラシ画像→コチラ
■ペーパーパレット(スポンジにアンティーク剤をなにませるため)
ペーパーパレットのチラシ画像→コチラ
■ニス・シーラー(最後のバリアコートに使用)
手順


【ステップ1】
木板に下塗りアクリル絵具を塗る。完全に乾かす。

【ステップ2】
木板の端、四つ角にクラックル剤を1センチずつ出し、
木目に沿って塗り伸ばす。
今回は、中央にクラックル剤を塗りませんでした。


【ステップ3】
クラックル剤を指触乾燥させる。

目安として、クラックル剤が乾くとツヤがおさまる。


【ステップ4】
上塗りアクリル絵具を塗る。
クラックル剤が塗られていない箇所を先に塗り、
その後、クラックル剤が塗られた箇所にも上塗りアクリル絵具を塗る。
塗る筆運びの方向にヒビが入りやすい。

塗った直後からクラックルが始まりました。
軽く表面を乾かす。


【ステップ5】
上塗りの塗装を剥がす。


クラックルが出来たばかりの箇所は、クラックル剤が軟化しています。
なのでその箇所に、粘着テープを優しく押し当てると、
上塗りの塗装がシールのように簡単に剥がれます。
※一度剥がれた、テープに付着した部分を押し当てないこと。
 剥がれた塗料は、まだ生乾きです。

適度に塗装剥がれ加工を施す。

塗装剥がれ加工後、完全に乾かす。


【ステップ6】
アンティーク着色をする。


ステイン剤をスポンジに少し取り、
パレット上でポンポンと叩き、スポンジになじませ、
木板の四つ角に、ポンポンと叩くように少しずつ
着色していきます。


【ステップ7】
クラックル剤は水分で軟化しやすいので、
ニスやシーラーを全面に塗ります。
コートは、手早く軽く手をかけない事。

以上が、
クラッキング(塗装クラックル)にさらに風化した
アンティーク感ヴィンテージ感を出す方法になります。

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