株式会社セトコ  クラフトストアーセブンタウンズ

ステップ バイ ステップ >プラ板型取り技法

 プラ板とシリコンモールドで
ワンランク上の作品作り
ハイクオリティ クリスタルパーツ

【プラ板型取り技法】
作品・撮影・編集・原稿/tomsun M(STOMO_japan)




市販のプラバンを使って
まるでUVレジンで作ったかのような
透明で、キレイな
凸凹したエンボスのある
立体的なパーツ作りが可能です。
※UVレジンは一切使っておりません。


簡単にプラ板で型抜き出来ます。
この技法を使えば、
プラ板の作品・アクセサリー製作の幅がグーンと広くなります。
いろいろな型で型取りが出来ます。

必見!!
2019年8月5日現在
立体プラ板の作品は、14ページあります。


【クラフトアイデア】

を是非、ご覧下さい。

【準備するもの】
 ■シリコンモールド(516-0507
) チラシ画像→コチラ
  ※厚さが薄目の物・型取りがしやすそうな物
 ■トレース用の図案
   (プラ板の収縮率の計算のもと、
   シリコンモールドを拡大コピーした物)
 ■プラ板 チラシ画像→コチラ
   (今回使用した材料:
    P-102 クリヤープラ板0.2mm
               B4サイズ ¥98+税)
 ■油性マジックペン
 ■ハサミ(大・小)
 ■ピンセット    チラシ画像→コチラ
 ■カッターナイフ チラシ画像→コチラ
 ■シリコンマット チラシ画像→コチラ
 ■ヒートツール238-3000 チラシ画像→コチラ

【あると便利なもの】
 ■ガラス&タイルプライマー チラシ画像→コチラ
   (259-3737 2oz・259-3722 8oz) 
 ■ティッシュ

作業前に
【お持ちの
プラ板の収縮率を調べましょう】

プラ板の一部をカットし、タテヨコどの向きで
どのサイズでカットしたのかを
そのプラ板に記入をして、
そのプラ板をヒートツールで縮めます。
タテ・ヨコ、縮む前と縮む後の
サイズを比較して、収縮率を計算しましょう。
プラ板はタテとヨコの縮む率が違うことに気付くでしょう。

今回、
P-102 クリヤープラ板0.2mm厚
(ヨコ257mmタテ364mm)を使いました。
収縮を調べてみると、
ヨコ約35.5%(約280%)
タテ約41%(約240%)

でした。
※製造時期により、誤差はあります。
この比率が必ず出るとは限りません。
※メーカーにより、収縮率は違います。ご注意を。

《プラ板熱収縮》
各プラ板の熱収縮情報
2019年4月時点
↓↓↓
コチラ

まず、コピー機に、
作りたい型のシリコンモールドを置く。


コピー機の設定で
タテヨコ独立した
拡大設定をします。










拡大倍率を入力。
今回は、
ヨコ280%
タテ240%

その設定で
コピーをします。
このコピーした紙を
トレース用の図案にします。

【ステップ1】
拡大コピーした図案にプラ板をのせ、
油性マジックペンでトレースをします。


【ステップ2】
ハサミで切り抜く。



【ステップ3】
※プラバンがキレイであれば
 このステップは不要。

今回は、
切り抜いたプラ板に
マジックペンの色が残っているので、
ティッシュに
ガラス&タイルプライマーを染み込ませます。

 

それで拭くと、

 

 

キレイに拭き取れます。

ここまで準備できましたら、
プラ板の着色作業にとりかかれます。

詳しい着色方法は、
【プラ板アクセサリー】に載せております。
ご参照ください。


【ステップ4】
下にシリコンマットを敷き、
その上にカットしたプラ板を置き、
ヒートツールで温めます。
プラ板が熱風で飛ばされないよう
ピンセットを用意しておきましょう。

 

プラ板が縮みきるまで、
熱風を当て続ける。
熱いプラ板は、
グミのような柔らかさです。
※このヒートツールは
 極端に近づけないようご注意ください。
 (ヒートツール吹き出し口付近)
 熱風温度:250度
 シリコン耐熱温度:約200度
 なので、シリコンが変形する
 可能性があります。



【ステップ5】
その縮んだグミのように柔らかい
熱いプラ板に熱風を当て続け、
ピンセットでつまみ、
その熱いままシリコンモールドに置く。
※ピンセットに、プラ板がくっつきやすく、
 プラ板は変形しやすいので、
  優しく挟み、優しく配置しましょう。
※シリコンモールドに置いても、
 熱風は当て続けること。

少しでもプラ板が冷めたら堅くなり
型抜き出来なくなるので、
熱いまま、間髪入れず、
2重3重に重ねたシリコンマットを
その上に置き、しっかり押さえる。
全体重を載せてもいいのかも。
※このマットを押さえる力加減により、
 作品の厚みが変わります。

プラ板の熱の温度により、
作品表面の表情が変わります。

熱が高温の場合、
シリコン特有のマット(ツヤ消し)な表面に。
熱がやや低い場合、
プラ板特有のツヤやかな表面に。


【ステップ6】
熱が冷めるまで待ってから、
モールドから取り外す。
モールドの模様がしっかり
プラバンに写っているのがわかります。

型取りの失敗、
形のズレなど
もう一度直す方法があります。

下の方に
失敗した
プラ板型取り
修正方法を
記載しました。



【完成】
立体的なプラバンの完成
細かな模様までくっきり!
市販のプラバンで自在に
立体のパーツが出来ます。

型取り失敗しても怖くない!
失敗したプラ板型取り

直し方


このように型がズレてしまい 失敗したプラ板
安心してください。
失敗してもプラ板は直せます。 修正出来ます。

実はカンタン。
再度、ヒートツールで熱を当てるだけ。
なるべく両面に熱を当ててください。

熱を当てると、
また元通りの平らの縮んだプラ板に
戻ります。
※戻りにくい部分もあります。

元に戻ったらプラ板の型取りに
再度トライしてください。

これで安心して型取り作業が出来ますね。
また、縮んだプラ板の
サイズ変更(リサイズ)する方法
があります。
ステップバイステップ
【縮んで硬くなったUVレジン(プラ板(プラバン))などを
簡単にサクサクカットする方法】

をご覧下さい。

他のいろいろなシリコンモールドを使い、プラバンで作った物

シリコンプレスモールドでも、プラ板で型取りができます。

プラバンで立体の花が簡単に出来ますね。
花の脈までしっかり出せます。

『プレスモールド516-0801』を
プラ板0.2mm用に拡大コピーした図案データです。
※PDFへダウンロードをしてから
A4用紙にプリントアウトをしてお使い下さい。

↓↓↓
コチラ


プラ板を縮める前に
2穴パンチャーで穴を開けます。


縮めた時、
パンチャーの穴が
約1mmぐらいの大きさになります。
この穴に丸カンを付けて
アクセサリーに出来ますね。

シリコンモールドの模様が、
しっかり、プラバンに型取りされていますね。

必見!!
2019年8月5日現在
立体プラ板の作品は、14ページあります。


【クラフトアイデア】

を是非、ご覧下さい。

このプラ板型取り技法を使って、
作品・アクセサリー製作にご活用ください。

必見!!
2019年8月5日現在
立体プラ板の作品は、14ページあります。
各画像をクリックするとそのページを見ることができます。








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