ステップ バイ ステップ > 再び溶かせる型取り材使用方法
何度でも溶かして使え、透明な細かい型取りが短時間で作れる 再び溶かせる型取り材使用方法 電子レンジで温めると液体になり、常温になるとゴム状になる型取り材。再利用可能
※以下の事に注意して、お取り扱いください。 ●熱に弱い=溶けてしまいます。 ●水に弱い=凝固しにくくなります。 ●長期の乾燥に弱い=固くなり、割れます。
《作業手順》 今回は、ミニパーツを原型としています。 ■前準備 型取りボックスを作り、原型を固定する。 前準備(1) アルミホイル等で原型を入れる型取りボックスを作る。
前準備(2) 型取りボックスに固定するために、接地面に練りケシを付ける。
前準備(3) 型取りボックス底面に固定する。
前準備(4) 離型材(シリコンスプレー等)を原型とボックス内側に吹きかける。
1-1 1-2
■ステップ1 専用型取り材を電子レンジで温める。 1-1.フタを外し、吹きこぼれ防止の紙皿を下に敷いて、電子レンジに入れる。 1-2.電子レンジで温める。容量により時間の調節を。 ◎時間目安 600Wで(10oz/約30〜40秒) (20oz/約1〜2分) 溶け具合を確認し、やさしく混ぜ、中心に有る固まりをゆっくり動かし、 再度、電子レンジで温める。20〜30秒づつ熱を加え、再度確認。 注意:加熱しすぎない。100℃以上にしない。沸騰させない。 電子レンジ使用時は、目を離さないようにしてください。
2-1 2-2
■ステップ2 型取りボックスに流し込み。脱泡。 2-0. 流し込む前に、原型をドライヤー等で温めると脱泡作業がしやすくなります。 また、あらかじめ細かい溝や隙間に、溶かした型取り材を筆で塗る。 2-1. 溶かした型取り材をボックス内に流し込む。 2-2. つまようじで、原型に付着した気泡を削ぐ様に取り除く。 その時、型取り材を温めながらすると、時間をかけて脱泡作業が出来ます。 気泡が残りやすい箇所は、細い溝・凹んだ部分・ザラザラした部分 など 注意深くチェックして、取り除きましょう。
3-1 3-2 3-3
■ステップ3 冷まして、原型を取り出す。 3-1. そのまま、置いて冷ます方法以外に、 ◎水で冷やす。水が入らないよう注意。 ◎冷蔵庫に入れる。冷凍は不可。乾燥してしまう為、長時間は入れない。 3-2. 充分に冷めたか、確認をしましょう。冷めたら、型取りボックスから取り出す。 3-3. ナイフで切り込みを入れる等、取り出しやすい様にし、原型を取り出す。
完成 保管時は、乾燥させないようにしましょう。ラップに包んだり、密閉容器に入れて保管。
■出来た型に流し込みが出来る物 高温や水を大量に含む物以外であれば問題ありません、 一度テストをしてからお使いください。 キャンドルのロウ等、熱がある物、又は、反応熱が出る物を流し込む時は、 型を凍らせて流し込みをするか、熱が出にくい工夫をしてください。
■使用後 容器に戻して、再度溶かす。 不要の型は、付着物を綺麗に拭き取り、容器に戻し、再度、電子レンジで溶かせます。 もし水で洗い流したい場合は、数秒にとどめてください。 水でゴシゴシ洗わないこと。凝固しにくくなる場合があります。 何度か使用していくと、型取り材が汚れてくるので、 フィルター(ガーゼ等)で濾過して汚れを取り除いてください。